世界初のヘンプビール

おぉ!これは!大丈夫なのか?とついつい手にしてしまう。

パッと見、中南米のビールかなと思うような鮮やかな黄色と緑、そして赤めのオレンジ。実はドイツビールで、1996年にドイツで「マリファナ利用ができない産業用大麻の栽培が解禁」されてから最初のヘンプビールです。ヘンプはTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分をほとんど含まない繊維やタネを利用します。一方、マリファナはTHCという成分があるもので喫煙などでブリブリになります。ヘンプは麻なので、洋服になったりアクセサリーになったり、七味唐辛子の麻の実もヘンプですね。そしてこのドイツビールはオーガニックな麻の実とバイエルンの湧き水を使っています。

ドイツ政府とEUのオーガニック認証をとっています。元々、食品・スイーツ・香水・オーガニック化粧品に麻の香りをつけるという取り組んでいた会社が、「そして私たちはビールが好きです」ということで、ホップよりも麻の香りや味をメインにしたビールを作ったというのが始まりです。Cannabíaという商品名はおそらくヘンプもマリファナも含めた植物分類上の大麻の英名「カンナビス」から来ているのでしょう。

そして、グリーンのボトルに貼られたこのラベル。一見テロっとしたシールに印刷されたラベルに見えますが、実はかなりしっかりしています。手触りは少しザラっとしたテクスチャーで、水滴で濡れてもシワシワにならないくらいしっかりしたラベル。デザインはわかりやすい大麻の葉の形。その上にバンッ!とCannabíaのロゴ、そのロゴの í のちょんも葉っぱの形になっています。水色でクッキリドロップシャドウをいれていて、Der Hanftrunk部分的に思いっきりズラしている乙です。

コロナエキストラのようなクセのあるアメリカンラガーの味を連想していましたが、まったく違いました。グラスに注ぐと意外にも、ほのかに甘い香りがしてきます。あっさりしているのにコクと苦味があって最後に甘い香りが抜けていく感じで、ラベルの見た目とちがって飲みやすいヘンプビールです。

Cannabía IS …
アルコール度数 : 5%
原産国 : GERMANY
容量 : 330ml
原材料 : 麦芽(25%未満)、ホップ、ヘンプ
スタイル : ジャーマン・ピルスナー

ブランドサイト
Canabia

参考サイト
HEMPS

Es war sehr Lecker!